プロが教える、不用品を【オークション・フリマ】出品で稼ぐ方法

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不用品を売って稼ぐ方法

不用品を売って稼ぐ方法としてはいくつかあります。トラックやバンに売りたい荷物を詰め込んで、それぞれの街で開催されるフリマに実際に行って、そこで商品を並べて売るというスタイルもあります。その日で売り切って、また次の不用品を積んで次のフリマへというやり方です。これもアリですがここではネットを使っての販売のやり方をお教えしていきます。

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フリマアプリを使って不用品の出品

フリマアプリ

不用品をネットを使って販売するのであればフリマアプリを使って出品するのが一般的なやり方です。システムも確立していますので、自分でホームページを作って、そこで販売するというよりも賢明な方法と言えます。まずフリマアプリをスマホなどからダウンロードすることから始まります。そのフリマアプリも数社ありますので、どこで売るのかが重要になります。

  • メルカリ
  • ヤフオク
  • ラクマ

などがあります。いくつもダウンロードをしても管理がややこしくなるので、3つほどあれば十分です。

メルカリは現在ユーザー数が多いアプリです。若い層に人気を得て支持を伸ばし成長を続けています

ヤフオクは日本のオークションサイトの草分け的な存在です。40代以降のユーザーが多いのが特徴です。この世代というのも出品に関しては有効になる場合があります。後程ご説明いたします。

ラクマは楽天が運営するフリマサイトで一番後発となります。まだまだユーザー数を集めているサイトですが、不用品を集める可能性もあるのでこちらも後程ご紹介します。

どれか一つだけでも良いのですが、ユーザー層もそれぞれ特色も異なるのでとりあえず全部入れても良いかと思います。

システムについてはアプリによっても異なるので、ここでは割愛させていただきます。

本気で稼ぐなら古物商許可が必要

古物商許可証

不用品を売るというのも自分の私物を売るだけであれば金額的にも少額であり、税金の申告も必要がないかもしれません。しかし不用品の仕入れを行い、本格的に販売をしたいというのであれば古物商の許可というのが必要になります。持家の場合には、その住んでいる場所を事務所扱いにすればよいのですが、もし賃貸であればその賃貸契約が変わる可能性もあるので不動産屋へ相談されることをお勧めします。勝手に始めると後のトラブルに発展する恐れがあります。

許可の申請は自分でも出来て、管轄の警察に提出する書類なのですが、その担当の生活安全課に問い合わせをしてもそこまで区役所や市役所のように親切丁寧に教えてはくれません。(私が問い合わせした警察署だけだったかもしれませんが…) そんな申請自分でしたくないという方は「行政書士」に依頼すればすべての書類を揃えてくれて提出までしてくれます。もちろん記入間違えもないので、許可証が出来上がるのを待つだけです。手数料と行政書士への報酬を含めて5~7万くらいまでで出来上がります。 このお金も節約したいのであれば警察の生活安全課に問い合わせして申請してみてください。自分でやっても19000円は必要になります。

古物商許可申請について

この許可を手に入れた時から物の売り買いが自由に出来るようになります。

不用品の集め方

家財道具

不用品の集め方もいくつかの方法があります。

  • 不用品が集まる古物市場で仕入れる
  • ネット上で仕入れる
  • 不用品買取サイトを作る

不用品を仕入れるために古物市場に仕入れに行くということですが、まず古物市場ってなんですか?ってところから始めましょう。古物市場とは古物商の許可を持った業者が集まる市場です。この市場では不用品を持ち込みする業者と買取に来る業者が集まるわけです。それらの不用品は競りの形式で買取していきます。八百屋の競りの市場のようなイメージです。競りは毎日開催されているわけでなくて、週に一回であったりとその市場によっても異なります。市場によっても集まる荷物は違います。骨董品や家財道具系や美術品など、テイストはそれぞれ異なります。まずは自分が売りたいものがある市場を見つけることが重要です。

市場で買うことのメリットとしては、一度に大量に仕入れが出来るということです。仕入れたものを次々と手入れして出品していく流れとなり効率でもあります。しかし大量に買ってくるというのはそれらを保管する場所も必要になるので、保管場所を確保しなければいけません。

ネット上で仕入れるというのは同じくフリマサイトに出品しているものを購入して、それを再販するやり方です。こういったやり方を「せどり」とも言います。安く出品されているものを仕入れて、それを高く売るという方法です。「そんなので儲かるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。例えばですが、注目を集めるために100円出品しているものがあったとします。しかし意外と注目が集まらずに落札日までに値段が上がっていなかったとします。でもその商品は相場では5000円以上で売れているしなだったら?それは迷わず買いです。

それを安く手に入れて、5000円で出品をして落札されれば儲けは確実に出ますよね。もちろんこれは例えであって、そこまでおいしい出品がごろごろしているわけでもありませんし、同じようなライバルが仕入れのためにチェックしているのは間違いないです。そこでですが、先ほどの”ラクマ”のサイトですが、まだユーザー数も少ないということですが、出品している人はいます。あまりチェックしている人の数が少ないということは安値で購入出来るチャンスもあるわけです。ラクマで仕入れたものをメルカリもしくはヤフオクで出品する。そこでせどりをするという方法です。

市場に車で買い付けに行くのと違い、すべて宅配で済ませれるので、車を持つ必要もありません。副業程度で始めるなら少量でも良いわけですから、自分にあった量だけを仕入れすれば良いというのもメリットです。

不用品の買取サイトを作って集める方法は一番難易度が高い方法ともいえます。まずはドメイン取得してサーバをレンタルします。そしてホームページを作成するわけですが、サーバにワードプレスをインストールするなどで自分でサイトを構築することも出来ますが、それなりの知識も必要になります。これをホームページ制作業者に依頼をする場合は費用もかかります。安くても15万円くらい~は必要になります。これは最低限のページ数でしかなく、集客が出来るような規模になるまでにはページ数も充実させなければいけません。そうなるためには時間も必要になります。新規サイトの場合、より良い結果が出るようになるには1年くらいはかかると思ってよいでしょう。

自分でサイトを持つことのメリットとしてはユーザーから直接買取が出来るということです。古物市場やネットでの仕入れとは違い、ユーザーから直接買えるというのはマージンも何も乗っていないところで買えるというのが最大のメリットとなります。そんなサイトを構築出来れば大きな資産ともなります。

もしくは店舗を構えて買取を行うというのも良いですが、この場合はサイトオープンに比べて出店費用に多大なコストがかかるというのがデメリットとなります

綺麗な画像、丁寧な商品説明が基本

集めて来た不用品の出品ですが、まずは写真を撮るところから始まります。一眼レフカメラなどを使わなくても、コンデジやスマホのカメラでも十分綺麗に撮ることは可能です。スマホの場合は「フ―ディー」のようなアプリで撮るとより綺麗に撮れますのでおススメです。コンデジの場合ならいっぱい写真を撮った後にwifiでスマホに転送できる機種もあります。スマホに送った後で、アプリを使いサイズ等を「クロップ」で変更して見やすくしたり、光を補正することも出来ます。

綺麗な写真を商品の画像として使うのは有効です。人目を惹くような写真の方が売れ行きは当然良いです。しかし嘘やごまかしはダメです。傷があったり汚れを隠すかのような撮り方は仮に売れたとしても、落札者からの評価で返って来ます。悪い評価が付くとその後の売れ行きに影響してしまうので注意してください。

写真を撮るときは背景やライトにこだわるとより一層良い写真になります。背景に白バックでライトも撮影用の物を使うと被写体が非常に綺麗に写ります。ジュエリーやブランドバッグなどを出品している人たちの多くはそのような機材を使って撮っています。高価な商品であればあるほど、そういった機材にもこだわる必要が出るわけです。

写真の撮り方に続いて重要なのが商品の説明です。消費者は物を見て買うわけではありません。写真と説明文だけで購入の意思を決めるわけですから、出品しているものの●動作状況●不具合●汚れ●使用年数●購入時期など分かること全てを記載してあげると明確になりイメージしやすくなります。そういったことで購買意欲も増すわけです。丁寧に商品説明を書くように心掛けましょう。

時期によって売れ行きが変わる

売りたいものをいつ売るのかによっても価格に差が出てきます。例えばですが、夏にストーブを売り出して高値になると思いますか?落札はされるかもしれませんが、オークション形式で出品した場合には競り合うことは予想できないので安値に終ってしまいます。定額で出品しても、検索している人が少ないので売れずで終わる可能性があります。

つまり何が大切かというと夏には扇風機であったり、キャンプ道具など旬にあったものを出品しなければ高く売れないということです。自分本位で今要らないからということで出品しても反応は悪いということです。

売りたいものの時期に見合っているかを考えて出品しましょう。もし時期が合っていなければその時期が来るまで保管して待ちましょう。

高値で売るためのテクニック

出品した時にも売り出し方によって落札額が変わることはあります。メルカリにように決めた値段で売る場合には、その金額にしかなりません。しかしヤフオクの場合はオークション形式で売り出すことが出来ます。「欲しい!!」と思った人が多く集まることで競り合い、予想以上の高値になるケースも多くあります。例えば希少価値のある鉄道模型。市場に出回っている数も少なくプレミア物であったりすればマニアはこぞって注目します。絶対に売れることは間違いないのですが、出品時の価格をあえて「1円スタート!!」で始めるわけです。

そうすることでより注目を集めることが出来ます。注目を集めることが出来れば、気になる人は”ウォッチ”に入れます。いわゆるお気に入りみたいなもので、様子を後から伺えれますし、入札したい時にすぐ見つけれます。業者などもいくらくらいで売れるのかをリサーチするために使ったりも出来ます。

ヤフオクのオークションのオプションでは「太文字」「最低落札価格」「オークションを注目させる」というものがあります。太文字表示は他の出品よりも文字が太く表示がされることで注目を集めます。最低落札価格というのは、自分の中にある価格より安くは売りたくない場合に使います。例えば仕入れ値が1万円であれば、最低落札価格を1万円にしても良いでしょう。これで仕入れ値より安くなることはありません。オークションを注目させるというのは、ヤフオクのディスプレイ広告などで、自分が注目させようとしている物の表示回数が増します。

設定金額は競合の人の入札額によっても異なります。一日あたり20円で済む場合もあれば300円必要な場合もあります。例えば300円で7日間の設定であれば2100円がオプション費用として掛かるわけです。それに見合う出品物であれば良いですが、安い価格の物であれば注意が必要です。

こういったテクニックを使うことで、ただ何となく出品するよりも高く落札される機会が増えるわけです。

フリマアプリも適材適所で使い分け

フリマアプリ自体もそれぞれ使い分ける必要もあります。最初にも書きましたが、アプリのユーザーは年代別で層が違います。メルカリは圧倒的に若者の支持を受けています。それに対してヤフオクは40代以上の人が多く使っていたりします。ではどのように使い分けるのか?ということですが、若者が多いメルカリに出品する時には若者向けのアイテムを出品。それに対してヤフオクでは少々高い物でもマニアが喜ぶようなものを出品するということです。

若者が多いサイトでお茶道具とかを売ってみたらどうなると思います?大半の人はスルーするでしょうね(笑)その逆にメルカリで一時話題になったような「どんぐり」や「トイレットペーパーの芯」などをヤフオクに出品したらどうでしょうか? 大人が多いので反応は悪いでしょうね(笑) メルカリのような遊び心をもった人がいないというか… このようにサイトによってもテイストも大きく異なるので、それぞれに合った商品を出品するというのが大事なところです。

ラクマはと言いますと、現在まだまだユーザ数集めに必死です。やはりユーザーが多くいないサイトに出品をしてもなかなか売れませんので、工夫も必要です。販売する強豪もいなければ良さそうに思いますが、買うユーザーも多くはない…といった感じです。商品の仕入れに使うのには良いかもしれません。

落札後の梱包発送も重要

段ボール

出品した品物が落札されたなら、その後の発送が大切です。きちんと緩衝材に入れて段ボール積める作業。雑にやるとこれも悪い評価が付くことありますから注意してください。梱包前には清掃をしたりと、落札してくれた人が喜ぶように梱包と発送することが大切です。

質の良い商品を出品することでリピーターも現れる

良い品物と良い発送をしているとリピーターとして入札や落札をしてくれる人が増えてきます。一度買った人がまた出品していて欲しい物があればまた同じ人から買おうとする人はいます。なぜならきちんとした対応をしてくれる人だと分かっているからです。そうしたリピーターの中には業者の人もいたりします。地方の中古ショップさんや輸出ブローカーなどは住まいの地域で仕入れが出来るばかりではありません。日本全国から仕入れをしようと思うとフリマサイトは最適な場所とも言えます。そういう業者は優良な出品者が好きですから、その出品者が何かを出したらすぐに見に来ます。そしてまた気に入ったものがあれば入札してくれます。こんな流れでリピーターがどんどん増えていくわけです。

不用品を売っての税金申告

自分の私物を少しだけ売ってなら税金の申告の必要はありません。しかし所得とみなされるだけの売り上げを出している場合には所得の申告はしなければいけません。ましてや古物商の許可を取ったならなおさらです。不用品を売った時の申告について

まとめ

今はネット時代で売る側も買う側も抵抗がなくなりました。そしてフリマアプリのサイトも以前よりずっと進化して非常に使いやすくなりました。副業や本業としても不用品を売って収入を得ることは可能です。しかし豊富な知識があってこそなので、もしフリマアプリで販売を目指すならこの記事を読んで何かのお役にお立てください。

 

 

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